鳥が幸せで健康な生活を送るために必要なビタミンとミネラルについて和訳しました。
鳥たちが健康で鮮やかな色を保つためには、正しい栄養が欠かせません。鳥を飼っている私たちは、成長や発達の過程でさまざまな段階を経験することを知っています。
そのため、鳥がどのライフステージにいても健康で幸せに過ごせるように、必要な栄養素やビタミン、ミネラルをきちんと把握し、準備しておくことがとても大切です。
毎日与える食事は、鳥の見た目や体調に大きく影響します。栄養への配慮を怠ると、鳥たちの健康が損なわれてしまいます。ですが、早い段階で栄養のバランスを考えた食生活を整えることで、鳥は元気に、そして活力にあふれた生活を送り、羽もさらに美しく輝くようになります。それでは、鳥たちにとって欠かせないビタミンとミネラルについて、詳しく見ていきましょう!
鳥の食事におけるビタミンとミネラルの重要性
まず最初に、もし鳥の栄養ニーズを満たしていなかった場合に、どのようなことが起こるのかを知っておくことが大切です。鳥には、特定のビタミンやミネラルが必要であり、それが不足すると短期的にも長期的にも深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。
では、愛鳥の食事に栄養が足りていないかどうかを、どのように見分ければよいのでしょうか。以下は、栄養失調や栄養素の欠乏によって見られる典型的な症状の一例です。
免疫力の低下による呼吸器感染症
カロリー不足を補おうとして不適切な食べ物を与えた結果の肥満
不安からくる羽毛の抜き取り(feather picking)
繁殖能力の低下
羽の成長不良による保温・体温調節の問題
羽の色がくすむ(色あせる)
倦怠感やエネルギー不足による飛行能力の喪失
くちばし周辺にできる白い斑点や膿瘍(abscess)
鼻孔にできるかさぶたや乾燥した皮膚(crusty nostrils)
不快感や興奮状態、叫び声
口の中のぬめり
くしゃみや喘鳴
食欲の低下
骨折
くちばしが柔らかくなる
足が開いてしまう状態(開脚姿勢:splayed legs)
下痢
これらの症状を見過ごしてはいけません。残念ながら、インコやオウムは肝臓や腎臓の病気にかかりやすく、一度発症すると命に関わることもあります。インコやオウムの肝臓や腎臓の病気の具体的な症状については、別の記事で詳しく紹介しています。実際のところ、鳥に見られる多くの臓器の健康問題は、食事内容に原因があることが少なくありません。
シード(種子)だけの食事を与えられている鳥は、ビタミンA欠乏症になる可能性が高い。なぜなら、ピーナッツやほとんどの種子・穀物(黄色のトウモロコシを除く)にはこのビタミンが含まれていないからです。
Niles Animal Hospital and Bird Medical Center の Peter S. Sakas は述べています。この言葉は、日々の食事の選択がいかに重要であるかを思い出させてくれます。鳥には、常に Whole Food(ホールフード)による健康的な栄養が必要です。
ビタミンAの欠乏は確かに大きな問題ですが、鳥の飼育において心配すべきことはそれだけではありません。ここからは、特に注意して取り入れたい栄養素のリストを紹介します。多くの鳥は、成長期や換羽(molting)期に、通常よりも多くのエネルギーを消費するため、食欲が増します。このような時期に、高脂肪・高カロリーのおやつを多めに与えたくなるかもしれません。
しかし、鳥が喜んで食べるからといって「種子だけ」や「栄養が偏ったペレット(repetitive pellets)」ばかりでお腹を満たさせるのは避けるべきです。この時期こそ、必要なすべての栄養をしっかり摂ることが重要なのです。また、新鮮な果物や野菜以外の「人間の食べ物」は、たとえ鳥が食べたがっても与えるべきではありません。
では、あなたが選んだ食事が本当に必要な栄養をカバーできているか、どう確認すればよいのでしょうか?以下に、健康的な鳥の食事を組み立てる際に注目すべき主要な栄養素をまとめました。
葉酸(Folic acid)
成長と発達に必要なアミノ酸を体内で合成するために不可欠です。
ビタミンB12(B12)
重要なタンパク質を合成する働きを助けます。
ビタミンA(Vitamin A)
成長、発達、免疫機能、粘膜の健康、視力に重要です。
「ナッツとシード中心の食事」をしている鳥は、ビタミンAが不足しやすくなります。
羽の色に関しては、赤や黄色の深みを保つ働きもあります。
ビタミンD(Vitamin D)
他の栄養素の吸収を助けるため、鳥の健康には非常に重要です。
ビタミンDがなければ、鳥はカルシウムを吸収できません。
これは、骨の形成や血液の凝固などに関わるカルシウムにとって重大な問題です。
カルシウム(Calcium)
特に African Grey などの鳥は、カルシウム不足になりやすい傾向があります。
なお、カルシウムを効果的に吸収させるには、ビタミンDとマグネシウム(magnesium)が必要です。
チアミン(Thiamin)
神経系を支える栄養素で、羽毛の抜き取り、不安、けいれんなどの問題を防ぎます。
リボフラビン(Riboflavin)
皮膚の健康をサポートします。
ナイアシン(Niacin)
組織の成長と神経の発達を助けます。
アスコルビン酸(Ascorbic acid/ビタミンC)
血管の健康を維持するために必要です。
鉄(Iron)
血液中の酸素を適切に循環させるために不可欠です。
残念ながら、シード(種子)中心の食事は、必須アミノ酸、タンパク質、その他の栄養素が不足しています。これらの必須栄養素は、鳥の食事から絶対に欠かしてはいけません。なぜなら、これらは骨、筋肉、羽、ホルモンの生成など、鳥の身体を構成する基礎だからです。
タンパク質やアミノ酸が不足すると、成長や発達、体のさまざまな機能に深刻な遅れが生じてしまいます。この状態を長期間放置すれば、最終的には死に至ることもあります。
多くの飼い主は、自分の鳥が栄養不良に陥っていることに気づいていません。その理由のひとつが、脂肪分の多い食事です。このような食事は、一見すると体重は増えるかもしれませんが、実際には体が必要とする栄養が足りていないため、「栄養的に飢えている」状態になってしまいます。
鳥たちが喜ぶ自然でオーガニックな食材を使った栄養満点のメニューを与えましょう!鳥の健康を最優先に考えてバランスよく与えることが大切です。
Whole grains(ホールグレイン/全粒穀物)
Garden vegetables(家庭菜園のような新鮮な野菜)
Tropical fruits(南国フルーツ)
Nuts(ナッツ)
Herbs(ハーブ)
これらは全て鳥に与えることが推奨されています。
【ペゴスタッフの感想】
鳥に必要なビタミンとミネラルの一覧リストがシンプルで分かりやすい内容でした。カルシウムが良い例ですが、「カルシウムだけ補給する」ということはできません。カルシウムを効率的に摂取させるには記載の通りビタミンDやマグネシウムが不足していると効率良く働きません。日光浴(ビタミンD)やパンプキンシードやFlaxシード(マグネシウム)なども一緒に必須になります。このようにピンポイントに「何かの栄養だけ与える」ということは体が正常に吸収できないので、サプリメントではなく色んな食材からバランス良く摂取することがベストです。
この記事は皆さんが分かりやすいように補足や意訳をしていますが、基本的に忠実に和訳しています。この内容が100%正確な情報として発信したわけではなく、こういう海外情報もありますよという多様な情報発信の一部ですので、参考にするところは参考にし「むむ?」っと思うところはご自身で調べたり専門家に相談するなどして正解を見つけてください。
コチラでホールフードのサプリメントパウダーを販売しています。鳥の体に優しいサプリメントです。